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自毛植毛の創傷治療について

自毛植毛で求められるのは、何にもまして頭髪密度の回復であるのは当然ですが、メスを入れる手術によってできる傷跡がいかに目立たなく自然に仕上がるか、傷口を早期に綺麗に治せるかというのも、重要なポイントです。そこで頭髪の移植手術後に創傷治療が行われています。

 

|傷口を早期綺麗に治して移植毛の生着率も高める

 

創傷治療は損傷した患部を正常に修復させるための治療のことです。傷口は人体の再生機能によって自然治癒が可能ですが、正しいケアを行わなければ時間がかかり、また傷跡も残してしまいます。創傷治療を受ければ治療にかかる時間を短縮でき、傷跡も自然に限りなく近づけることも可能です。一般的な事故による怪我などではもちろん、植毛のような美容施術によってできる傷跡も例外ではなく、創傷治療を受けるかで仕上がりが大きく左右しかねません。また創傷治療で傷が早く治るほど、移植した生着率を高められるメリットもあります。

 

|傷跡は乾燥させるか潤いを保つか?

 

一般的な傷口治療としては、消毒した患部にガーゼを当てるという方法が現在の医療機関でも当然のように行われていますが、この従来に倣う方法では傷跡を残しやすいと敬遠する美容機関もあります。そこで行われているのが湿潤療法で、傷口から出る滲出液を乾かさず、かさぶたを作らないようにする方法です。傷口を乾燥させるとかさぶたができ、皮膚細胞の一部は壊死してしまい、傷跡を残しかねません。傷口の潤いを保つと細胞は死ぬことなくスムーズに回復します。傷口を回復させるにも乾燥させるか潤いを保つかによって、皮膚上の結果は大きく異なってくるのです。

 

|植毛現場で採用されている湿潤療法

 

傷跡を残しにくく回復もスムーズということで、植毛現場の創傷治療でも潤いを保つ湿潤療法が選択されています。植毛施術を行った後は創傷被覆材を傷にあて、患部に細菌などが触れないようにすると同時に程よく潤いを保ちます。傷口にあてて数日間は湿潤状態を保たなくてはいけませんが、ヘアバンドや帽子等で覆っても問題ないので、異様に目立ってしまうこともありません。

 

|傷跡の術後ケアも考えてクリニックを選択

 

どんなに優れた頭髪密度回復が得られても、メスを入れる植毛施術で傷跡が残って違和感が出てしまっては台無しです。しっかりしたクリニックであれば傷跡の術後ケアまで万全なのは当たり前ですが、クリニックによってケア法が異なったり、技術力にも差があるかもしれません。クリニック選びの際は傷口のケアについて、創傷治療についての医師の考えについて、予め伺っておきましょう。

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