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【注意】植毛は2度3度受けないと密度を満たせない!?

植毛は1度受けただけでは完全に薄毛を解消することは難しいと言われ、実際にそう信じている植毛希望者が大半でしょう。

 

結論から言いますと、案外1度の植毛で終わる人が多いという事実があります!

 

確かに密度の回復率で考えると、満足のいく植毛結果を得るためには、複数回植毛しなければ正常近くまで密度を満たすことはできません。

 

それでも1度で終わる人がいる…。どうしてか?

 

これらを中心に「植毛の密度」をテーマにして解説してみたいと思います。

 

そもそも正常な頭髪の平均密度はどれくらいか?

 

植毛は文字通り、毛を植えることで頭髪を復活させることです。

 

毛をたくさん植えるほど正常な頭髪に近づけることができ、それが植毛の目標となります。

 

具体的な数値で表すと、1cm四方(1平方センチメートル)で150本前後の密度が成人男性の平均頭髪密度と言われています。

 

【日本人の平均髪密度】

 

1平方センチメートル…60〜80グラフト(髪の毛150〜200本)

 

ですから、植毛はFUT法やFUE法が主流ですが、どんな植毛を行うにしてもこの正常頭髪密度を取り戻すことが最終かつ最高目標となります。

 

しかし現在の植毛技術では100%の回復は難しいというのが現実で、100%にどこまで近づけられるかが治療のポイントとなります。

 

※技術的には100%植え付ける事が可能でも、定着率が落ちるため医学的には無理だと考えられています。

 

1度の植毛で目指す頭髪密度は?

 

1度の植毛で回復できる頭髪密度には限界があります

 

個人の体質や植毛治療の具合により回復密度は大きく異なりますが、頭髪がゼロの部位への植毛は1cm四方で40グラフト程度が限界とされています。

 

密度回復率としては50%前後が最大です。

 

最大結果ですので、1度の植毛では回復率は半分にも満たないこともあります。

 

まったく頭髪がない部位に植毛されれば回復率が半分程度であっても大きな変化です。

 

ただ、それで満足できるかは人それぞれで、もしそれ以上の密度を望むとなると、どうしても2度3度と繰り返し植毛を受けなければいけません。

 

※一説によれば、1平方センチメートルあたりに40グラフトほど移植すれば半分以上の患者さんが満足すると言われています。

 

「髪の薄さはある程度減らないと見た目が変わらない」という考えがあります。

 

50%程度までは減っても見た目は一緒だという意見です。つまり、仮に髪の毛が30%薄くなったとしても、見た目的には変化を感じられないということです。

 

逆に言えば、植毛で50%以上の密度が得られれば、植毛していない部分と植毛した部分で、さほど違いを感じられない…、とも考えられます。

 

1度の植毛では50%前後の密度しか達成できないのに、その1度の植毛で満足する患者さんが一定数おられるということが、この説を裏付けているのではないでしょうか。

 

あと補足ですが、移植元である後頭部や側頭部の毛は比較的太いので、密度が少なくても濃く見える…という働きも影響しているかもしれません。

 

2度目以降の植毛では密度アップが目標

 

2度目以降の植毛で回復率をさらに高めることが可能ですが、それでも100%回復することは難しく、どんなクリニックであっても2度目の植毛では80%の回復率を目標としているようです。

 

1cm四方の本数で考えると120本前後です。

 

ここまで回復できればほぼ正常の頭髪密度です

 

しかし植毛を2度行えば絶対に80%回復できるという確証はありません。

 

もし回復率が足りず、自身も結果に不満であるようならば、3度目以降の植毛へと進みます。

 

植毛の回数は各自十分な検討の上で決定しよう!

 

植毛は回数を重ねれば密度を高めることが可能です。

 

しかし手術回数が増えるとデメリットも増すのも事実ですから、十分な検討の上で決定してください。

 

メスを入れる頻度が増えれば目立つ傷跡を残すリスクが高まりますし、仕上がりが不自然になってしまう恐れもあります

 

また植毛は健康保険適応外ですから回数が増えるほど費用は高額となってしまいます。

 

客観的な判断力を失わないように意識しつつ、頭皮へのリスクだけでなく、お財布とも十分に相談してください。

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