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植毛と増毛の特徴とその違いとは?

薄毛の方が頭髪のボリュームをアップさせるという目的を考えれば植毛も増毛も同じ目的があると言えますが、薄毛を解消するための2つのアクセス方法の違いを考えると、植毛と増毛はまったくの別物です。

 

|頭皮に毛を植えるのが植毛

 

呼んで字のごとく、植毛は頭皮に毛を植えることで薄毛を解消する施術法です。植える毛はボリュームのある自分の後頭部などの毛を移植する自毛植毛が基本ですが、合成繊維で作られた人工毛を使った植毛も行われています。正常な毛を毛根ごと移植する形となるので、移植した髪は普通に成長しますし、抜けてしまってもまた生えてきます。メスを入れるFUT法は世界的に普及している植毛法で、傷跡を残してしまう可能性はあるものの、定着率が高くて薄毛の根本治療に近い結果を得ることができます。またメスを用いないFUE法もあるので、傷跡を残さず綺麗に植毛することもできます。

 

|毛を植えずにボリュームを出すのが増毛

 

増毛は毛を増やすと文字にしていますが、植毛のように施術することで薄毛部位に正常なヘアサイクルが得られるような方法ではありません。すでにある髪をベースとして人工毛を結びつける、あるいは地肌に人工毛を有するシートを貼り付けたりして、擬似的に頭髪のボリュームアップを目指します。毛を移植しないので手術は不要ですが、月に1回程度の定期メンテナンスが必要です。簡易な薄毛解消法ではありますが、性質上、自毛や頭皮に負担をかけるリスクが伴い、薄毛を悪化させる恐れがないとも言い切れません。

 

|費用は結果的に植毛の方がお得?

 

手術を行う植毛は多額の費用が必要です。それも健康保険適応外のため、メスを使わないパンチという特殊器具を用いたFUE法であると平均して100万円前後もかかってしまいます。一方の増毛は手法やメーカーによって異なりますが、よほどの本数を増毛しない限りであれば、手術を有する植毛ほど一度の施術でかかることはありません。ただし植毛のように一度施術すれば正常な髪の毛が得られるわけではないので、定期メンテナンスで費用が継続してかかってしまいます。増毛自体も買い替えが必要な時期が定期的に来ます。継続費用までを考えれば、手術を行う植毛の方が結果的にはお得だとも言えます。

 

|薄毛の根本治療を考えるのであれば植毛を

 

手術して正常な髪の毛を移植すれば、抜けても繰り返し生えてきます。また最新の技術で傷跡も目立たず自然な仕上がりもどんどん可能となっています。原因を追究した薄毛の根本解決とは完全には言えない植毛ですが、それに近い解決法へと進化し続けています。増毛では定期メンテナンスが必要で、また地肌や自毛に負担をかけてしまいます。長い先を見据えるのであれば、根本治療に近く、費用も結果的には増毛より抑えられるかもしれないのですから、植毛に思い切ってみるのも良いのではないでしょうか。

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