大学生でも自毛植毛は可能なのか？（適齢期について）
薄毛はある程度年齢を重ねた大人に発症するイメージがありますが、大学生のような若い方にも例外なく突然発症することもあります。そんな若い薄毛に対しても自毛植毛は可能なのか、また植毛するにあたって適齢期のようなものはあるのでしょうか。
｜大学生や10代であっても自毛植毛は可能
薄毛の治療は早期が鍵となりますから、大学生のような10代後半から20代前半にかけて薄毛を深刻に受け止め、その解決策として自毛植毛が一番であると結論付けられたとしたら、早すぎることはありません。大学生だから、10代だからと植毛手術は絶対に受けられないことはありません。ただし、未成年の大学生の場合は自分の意思だけでは手術がうけられません。保護者の承諾書が必要となります。また、クリニックによっては10代のような若い方の植毛は断るところもあります。それは若いゆえの施術リスクもあるのですが、別の一面も関係しています。それについては後述します。
｜何歳でも適齢期を気にせず植毛可能
10代でも植毛可能と伝えましたので、植毛の適齢期はあるのかを加えて説明すると、若すぎる、高齢過ぎるからといって手術できないことはありません。また男性型脱毛症のような薄毛だけでなく、頭部に負ってしまった怪我で一部に髪の毛が生えてこないといった状態も、年齢問わず自毛さえあれば植毛可能です。植毛が難しいのは適齢期よりも、自毛の残存状態です。頭皮に全く髪の毛がない状態ではドナーとなる髪の毛も確保できません。
｜高額な植毛費用はどう工面する？
大学生や10代の若い方の植毛は可能でもクリニックが断ることもあるという理由の1つは、費用問題です。植毛手術は健康保険対象外のため、多額の実費が必要となってしまいます。普通であれば学生のアルバイトでまかなえるような金額ではありません。支払が難しく、また支払いによって患者の生活が困難に陥ると想定した場合、考慮してクリニック側が遠慮願うこともあります。もちろん、支払に問題がないと判断されれば、金銭面で断られることはないでしょう。メディカルローンなど便利な分割システムを取り入れているクリニックも多いです。
｜セルフケアでの改善を先に十分検討する
若いうちに薄毛に悩まされたとしても、ストレスや生活環境の乱れが原因で抜け毛が目立っているだけという、一時的薄毛である可能性があります。この場合、ストレスを取り除いたり生活環境を改善するセルフケアで十分に薄毛を解消できるかもしれません。薄毛だからと植毛しよう、という単純な判断で決定しては、後に大きな後悔となりかねません。若者の生活環境は特に乱れがちですから、睡眠不足や栄養不足はないか、また育毛剤もありますので、まずはセルフケアにて薄毛が解消できるかどうかを判断しましょう。
